山形国際ドキュメンタリー映画祭報告

おかげさまで、10月11日、山形国際ドキュメンタリー映画祭にて
Cuba Sentimentalを上映、編集助手のレオニード・ロペスとともに
質疑応答の場も設けていただけました。
平日の朝なので、観客がいらっしゃるか心配でしたが、開始直前には
30人ぐらい入っていたような。

お暇な方は私の制作秘話でもお聞きください。


敬愛するキューバのフェルナンド・ペレス監督の質問とコメントは是非!

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# by eizojin | 2011-10-20 16:49 | 上映会のみ

映画祭上映&受賞

またまた放置状態・・・すみません。

実はその後、映画祭での上映と受賞を果たしました。

まずは1月、カナダはモントリオールのFIFEQで上映。いきなり国際映画祭!とはいえ、人類学の学生さんたちがやってるアットホームな
映画祭で、審査も院生が担っていて、まるでそれ自体が青春映画のようでした・・・
賞などもなく、とにかく集まっていろいろ見て、話がしたい、という
純粋さに心うたれました。

上映の様子と観客へのインタビューはこちら↓



次に6月、大分県のゆふいん文化・記録映画祭にて松川賞をいただきました。
しかもゲストの3名の方から選ばれ、特別賞をいただきました。
同時受賞された方々がプロのテレビ制作者のみなさんだったので
少し気恥ずかしかったです。
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そして、なんと山形国際ドキュメンタリー映画祭でも上映されることに!
シマ/島、いま――キューバから・が・に・を 見る
という特集の一環で、10月11日の10:00AMからの予定です。
私が敬愛するキューバ人映画監督フェルナンド・ペレスと、
映像の監修をしていただいた市岡康子さんが
インターナショナル・コンペティション作品の
審査員として参加されます。
他にもキューバにまつわるすばらしい記録映画が観られるので
こられるかたは是非、お越しください!
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# by eizojin | 2011-09-03 00:54

1月22日シンポジウム詳細

チラシこちらです↓
http://gcoe.hus.osaka-u.ac.jp/110122omote.pdf
http://gcoe.hus.osaka-u.ac.jp/110122ura.pdf

入場無料です。ぜひお越し下さい!
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大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」

シンポジウム『コンフリクトをみる・きく―方法論再考』
時:2011年1月22日(土)13:00~17:00
ところ:大阪大学人間科学研究科ユメンヌ・ホール

報告・上映
酒井朋子
「紛争経験を聞くということ」
限られた数の一般個人への聞き取りから、戦争や紛争の経験について何を言うことができるのだろうか?
「語りの声」へ着目することから見えてくること、逆に見えにくくなることを、報告者の北アイルランドでの聞き取り経験にもとづき、映像記録・作品との比較もまじえつつ考えていく。

田沼幸子
『Cuba Sentimental』(クーバ・センティメンタル)(60分)
サチ(作者)がかつて知り合ったキューバ人の若者達は、その後みな、望んでいたとおり外国へと去った。それは「乗って来た船を燃やすようなもの」である―キューバ人は出国後11ヶ月が経つと祖国での居住権を失うのだ。それでも彼らを国外へと駆り立てたものはなにか。そして、家族や友人たちと離ればなれになった彼らが思うことは?

市岡康子
『ジェイ・ヘム・リュウーカンボジアの神がかりー』 (50分)
ポル・ポト体制瓦解後初の総選挙が行われた1993年、弾圧され失われたはずの土着の精霊ネアクタへの信仰の場に遭遇した。そのとき出会った霊媒ルップを13年後に再訪し、前回、記録した儀礼の映像をフィードバックしつつ、神がかりになった経緯や一切の宗教を禁じた体制下でいかにして生き残ったのかを問うなかで本作が生まれた。




なぜ、だれのために、われわれは人々の間にカメラをもちこむのであろうか。不思議なことには、この質問に対する私の答えは常に同じである――「私のためです」。(・・・)もちろん、科学的理由(急速に変化しつつある文化や、消滅してしまうおそれのある文化の、視聴覚資料館をつくること)や、政治的理由(耐えがたい情況に対する反乱に加わる)や、美学的理由(記録しなければ消えてしまう美しい景色、顔、身振りなどの発見)により、その使用を正当化することは常に可能であろう。しかし、実際にはわれわれは、突然、フィルムを撮る必要が生じたり、あるいは、まったく同じような情況で、撮影してはならないという確信があるから、フィルムを制作しているのである。
ーーー ジャン・ルーシュ『カメラと人間』

映像人類学は科学なのかアートなのか、撮影は三脚を用いるべきか、手持ちに徹するべきか等、方法論に関する同じ問いが繰り返されてきた。しかし、映像作成をする側もしない側も、そもそも人類学的報告において映像を用いるのはなぜか、という根本的な問いは避けて通りがちである。それは実のところ、ルーシュの言葉が示すように、さまざまな正当化の「理由」よりも「確信」という怪しげな何かによって支えられているのだ。だとしたら、人類学的映像について語るとき、必要なのは言葉かヴィジュアルか、といった表象媒体に関する議論ではなく、それが撮られた/作成された状況と、その場にいる人々の関係性なのではないか。しかも、その関係性に、<機械>が不可欠なアクターとして関わっているということをいまいちど考察に組み入れるべきだろう。再びルーシュの挑発的な言葉を引用し、当日の議論につなげたい。

私にとって唯一の撮影方法は、カメラをもって歩き回り、最も効果的な場所に持っていって、写されている人と同じような生き生きとしたカメラの動きを即座につくることである。(・・・)もはや自分自身ではなく、「エレクトロニックな耳」をもった「機械的な目」となる。フィルム制作者のこの奇妙な変化の状態を、私は、魅いられたような現象から類推して、「シネ・トランス」と名づけている。


報告者

酒井朋子 Tomoko Sakai
大阪大学特任助教。専門はライフ・ストーリー研究、戦争・紛争の記憶。近年の業績に“Narrating Troubled Lives in
Northern Ireland” (PhD thesis, Bristol University, 2009),
“Trans-generational Memory: Narratives of World Wars in Post-Conflict
Northern Ireland” (Sociological Research Online, 14:5, 2009) がある。

田沼幸子 Sachiko Tanuma
大阪大学特任研究員。専攻は文化人類学。共編著に『ポスト・ユートピアの人類学』(2008年、人文書院)、論文に「<あいだ>の言葉を聞く―人類学者と映像の可能性」(2010年、『コンフリクトの人文学』第2号)、「同志たちの愛のあと―創設フィクションとしてのキューバ革命」(2010年、『リプレーザII期第1号』)がある。本シンポジウムで上映するのは初の映像作品である。

市岡康子 Yasuko Ichioka
元立命館アジア太平洋大学教授、元日本映像記録センター、プロデューサー。東京都立大学人文学部卒業。1962年に日本テレビに入社し、「ノンフィクション劇場」「すばらしい世界旅行」などのドキュメンタリー番組の制作を担当。1972年、日本映像記録センターの設立に参加、引き続き「すばらしい世界旅行」の制作にあたり、アジア太平洋を専門のフィールドに、この地域の人びとの生活や文化を克明に記録した。2001年から6年間、立命館アジア太平洋大学で農村のフィールドワークに基づく映像制作のゼミを指導。

司会
古川岳志(大阪大学GCOE特任助教)

コメンテーター
中川理(大阪大学GLOCOL特任准教授)
小田昌教(アジア・アフリカ言語文化研究所特任研究員)
村尾静二(総合研究大学院大学助教)

ディスカッサント
冨山一郎(大阪大学文学部准教授)
久保田美生(大阪大学GCOE特任助教)

アクセス
http://www.protein.osaka-u.ac.jp/jpn/seminar/hall.pdf
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# by eizojin | 2011-01-11 14:43 | 上映会 with guests

映像作品できました

いつの間にかすごく放置してしまった・・・(汗)

その後も2008年はしばしば上映会をしたり、市岡康子さんに
代表的な民族誌映像作家を紹介していただく
連続レクチャーをしてもらったり
コアメンバーが撮った映像をみて指導してもらったり
しておりました。
GCOEプログラム自体の予算が減額されるなか
かなり奮闘したと思います。

ただ、セミナー等はオープンでなかったので
メーリングリストでの連絡ばかりになってしまい、
こちらでのお知らせが
とどこおってしまいました。

2009年はコアメンバーがめでたく就職したり
博論を執筆したり、代表である私が結婚・妊娠したり
して、以前ほど公的な集まりができなくなった
というのもあります。

しかし地道に市岡氏の指導セッションは続き、
ついに映像作品Cuba Sentimentalが完成しました。

初上映はオランダのグローニンゲン大学における
阪大フォーラムにおいて。
評判は上々でした。

次回は日本ラテンアメリカ学会の西日本部会にて

日時:2010年12月4日(土) 13:30-18:00
2.場所:場所:同志社大学今出川キャンパス・ハリス理化学館2F会議室
    (http://www.doshisha.ac.jp/access/ima_campus.html)
3.プログラム
(1)13:30-14:30   磯田沙織(筑波大学大学院博士後期課程)
  「ペルー政治におけるアウトサイダー-1990・2001・2006年の大統領選挙を
  通して―」

(2)14:30-15:30   塚本美穂(福岡女子大学大学院博士後期課程)
 「米国におけるヒスパニック文学の考察-Julia Alvarezのフィクション性」
 
<10分休憩>

(3)15:40-17:30   田沼幸子(大阪大学特任研究員)
 「Cuba a Sentimental」 (キューバからの移民に関するドキュメンタリー映画) 

となっております。

また、2011年1月22日(土)には大阪大学人間科学研究科
ユメンヌ・ホールにて、酒井朋子さん(GCOE特任助教)、
師匠の市岡康子さんの映像作品とともに上映させていただく
予定です。

2011年4月末には名古屋方面の研究会でも上映の機会を
いただく予定です。

近郊の方はぜひ足をお運びくださいませ。
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# by eizojin | 2010-11-27 23:13

7月4日10:30〜Out of Place

ひさびさのお知らせになります。

DVD『エドワード・サイード Out of Place』
(監督:佐藤真)を観ます。

時:7月4日 10:30〜
所:大阪大学人間科学研究科 東館 401号室
(人数多数の場合は東館404号室に移動します)。
本編上映時間:137分

ふるってご参加ください。
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# by eizojin | 2008-07-01 16:29 | 上映会のみ


人類学を中心に、でも手びろく。


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